大型蒸留器・真空蒸留器の特徴 弊社のご提供する大型真空蒸留器は45Lが最大となります 製品の特質からそれ以上の大きさの場合気体移動の不効率から品質低下の恐れがありますので ご理解の上製造といたします 設置条件そのた特に冷却力、気体移動の面でオーダー設置となります 以下は基本事項となりますのでご理解ください
真空低圧蒸留器の基本プラント *細かな仕様は設置場所により変わります 自社製オリジナルですのでご希望や設置条件に合った仕様でお届けできます **45L大型真空蒸留器 (自社開発製造オリジナル蒸留器) 標準仕様 ・総ステンレス製直火型蒸溜プラント ・開放型電気冷却、液冷方式 ・二重採集タンク式 ・真空ポンプによる低圧蒸留で最高約48℃沸騰蒸留が可能 ・常圧蒸留も可能 ・一度に約10kgのハーブまで蒸留可能です
(蒸留プラントについてご理解いただきたい事) 真空定温蒸留は その成分が高温(100℃程度)に耐えられない場合のみ低圧下で 100℃以下で沸騰させることにより 成分の変質を防ぐ抽出方法として行います (例 バラ) 真空低温蒸留の弊害 低圧蒸留の場合弊害として成分の抽出量が激減するため成分
香りとも薄いものとなります 1、取り出すアロマ成分は水溶性、脂溶性の2種類があり脂溶性の部分を精油 水溶性の部分を芳香蒸留水といいます 2、それぞれに含まれる有効成分である化学成分は 100℃以下で気化するもの 100℃以上で気化するものに分かれます 3、実際は100℃以上で気化する物質も100℃の蒸留で抽出されます それは、植物の中にある水分が沸騰し細胞を破り外へ出てくるときにその成分を一緒に連れて出 て来るからです
プラント内で低圧
100℃以下で水分は沸騰しますが 実質温度が低いため空気中に水蒸気ガスを保有できない状態となり香り成分の採集量が大幅に減少します
上質の香り成分は取り出せますが 冷却器まで移動させる空気の水分含有率が低いためこれを運ぶことができません
常圧100℃の空気中の水蒸気飽和量を約600とした場合、低圧環境で50℃で沸騰させた 場合の水蒸気飽和量は、104と100℃沸騰時の1/6程度しかありません 成分を抽出してもその1/6しか運ぶことができないこととなります 真空抽出は商品の香り品質を著しく低下させてしまいます
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